榛名神社

吾妻郡東吾妻町岡崎1659(平成22年5月22日)

東経138度55分31.08秒、北緯36度30分58.39秒に鎮座。

 この神社は伊香保GC岡崎城コースと155号線に挟まれた地域に鎮座しています。付近は豊かな水田地帯となっていますが、この社に祀られる代官・岡上氏の多年に亘る用水開削により、現在のような実り豊かな土地が造り上げられた、と案内に書かれていました。
 その水田を通して朱の鳥居や大きな鎮守の杜が見え、入口左側に建ち並ぶ末社の中に、町指定重要文化財・宝篋印塔も立っています。一の鳥居を潜ると神橋が架かり、朱の二の鳥居の後ろは境内へと上がる直登の石段参道となっています。
 境内はチョッと狭いのですが、正面に唐破風付きの拝殿が建ち、鞘堂内に流造りの本殿が建立されています。本殿後方に祀られる末社群の一番左に江戸時代の代官・岡上氏の生祠が建立されています。岡上氏は時代劇に出てくる悪代官とは正反対の、三代に渡って善政を敷き、農民達から慕われ敬われていた代官のようで、生存中の人の徳を慕って神として祭った祠・生祠が建立されたようです。
 その後方にも石段があり上がっていきましたが、名称不明の石祠が建立されていました。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。4月8日と9月29日に近い日曜日の祭礼時には町指定民俗文化財の獅子舞が奉納されています。

神社遠景
社頭
入口に立つ一の台輪鳥居 社号標

入口左側に建ち並ぶ

町指定重要文化財・宝篋印塔 末社、石碑
参道途中に架かる神橋 参道左の石仏
二の鳥居
石段参道の様子
境内入口
拝殿
拝殿木鼻・狛犬
拝殿内の様子と本殿正面、本殿鞘堂
本殿後方に祀られる末社群

本殿後方に祀られる町指定重要文化財・生祠
本殿後方右側からの石段参道と上に祀られている末社