東照宮

高山市西之一色町3(平成17年8月20日)

この神社は高山駅の南西約800m、国道41号線の西之一色町交差点を西に入り200mに鎮座しています。御祭神はもちろん徳川家康公で、由緒によると、徳川家康没後3年の元和5年(1619)高山城主金森重頼は、城内に東照宮を奉祀しましたが、寛永5年(1628)に鴻巣山麓のこの地に新しく東照権現社を建立したのが創始とされます。真っ赤な鳥居を潜ると閑静な庭園風の境内があり、今は渡ることの出来ない太鼓橋が目を引きます。その橋が架かっている池を迂回して階段を登った上に社殿が建っています。案内板には、本殿は文化15年(1818)再建で、正面の唐門を囲んで、イチョウ透かしの模様を持つ透かし塀が巡らされ、社殿一連の配置や建築様式は桃山時代に完成した廟様式の典型であり、飛騨では唯一の建物である、とありました。

(昭和27年建立)

(昭和62年11月吉日建立)

神社遠景

一の鳥居と豊かな杜

境内を振り返る

今は渡ることが出来ない太鼓橋

しょうわ狛犬

長い階段の参道です

唐門とイチョウ透かしの
模様を持つ透かし塀

精悍な顔立ちの陶器製狛犬。備前の狛犬とは随分風貌が異なります。
吽には角があり、まっすぐ前を向いた姿勢には威厳が感じられます。

切妻造りで平面に唐破風の向拝を付け、
正面屋根には千鳥破風を据えた本殿

文政7年(1824)に建てられた
朝日稲荷神社