高山市松ノ木町109(平成17年8月20日)
この神社は高山市内から東に延びる国道158号線が、山口谷川を渡ってすぐの農協前バス停辺りの右側に、参道入り口があります。小丘陵の中腹に境内があり登りはかなりきついです。御祭神は菊理姫命、伊那郁岐命、伊邪那美命で、相殿には住吉神社をお祀りしています。創建は天生13年(1585)金森長近親子が漆垣内の鍋山に居城の際、加賀の国から白山大神を勧請し祭祀したと伝えられています。又ここには現在は佐渡と高山の2カ所しか残っていないという「車田(伊勢神宮への奉納米を作る同心円状に緑の苗を植える円形の田圃の事)」を守る車田保存協力会があり、初穂は氏神である大八賀神社に供えられ、伊勢神宮には花もちにして奉納されています。(グラフ岐阜より)
(紀元2600年(昭和15年)建立)
(昭和33年3月建立)
社号標
参道入り口
参道入り口の紀元2600年生まれの狛犬。この年には盛んに狛犬が奉納されましたが、国威高揚のためか、どれを見ても厳つく、威厳に満ちた尊大なものばかりです。
参道折り返し
さあ、もうすぐ境内です
最後の階段と明神鳥居
拝殿
正面から
斜め前方から
斜め奥から
どちらかというと普通の狛犬とは一線を画している感じがします。江戸とも浪花とも、ここ飛騨の狛犬とも似ない、独特の風貌をしています。昭和のこの時期によくこんなに変わった狛犬を作り出したものと感心します。どちらかというと木造神殿狛犬風でしょうか?
本殿
ご神木