黄金神社

高山市堀端90(平成17年8月21日)

この神社は高山駅の東約900m、城山の北山麓に鎮座し、飛騨護国神社と隣り合っています。ここは昔の高山城の三の丸のあったとされる場所で、神社の前のお壕は、高山城の内壕といわれています。金属・財運・鉱山の神の黄金神社、衣食の大神宮、地元の功労者の祖霊殿の三社を祀っています。又、境内社には、お菓子の神様を祭る久和司[くわし]神社、大工の神様の飛騨匠[たくみ]神社など、個性とバラエティーに富んだ神社が合祀されています。狛犬も高山で一番目にした高忠さんの狛犬で、もうこのころはかなりイノシシ型に近づいています。

(石工・高忠  昭和11年8月建立)

狛犬の拡大写真はこちらで

社号標

神社入り口

社殿

制作年代順に日枝神社、桜ヶ丘八幡神社、黄金神社、白山神社そして辻ヶ森三社神社と、高忠さんという名の飛騨の石工さんの狛犬を5対見てきましたが、狛犬茶屋の大須さんによるとこれが飛騨名物いのしし狛犬というのだそうです。時代の好みか、作者の趣味の変化か、先代に合わせたのか、狼のように痩せて鋭い顔つき体つきから、だんだんイノシシ型に変化する様子が凄くよく分かり面白かったです。ここのは丁度真ん中の年代にあたり狼のように鋭い顔からイノシシ体型に変わってきた感じが良く出ています。

斜め前方から

斜め奥から

拝殿内には金属・財運・鉱山の神の黄金神社、衣食の大神宮、地元の功労者の祖霊殿の三社が祀られています。

随神さんも三組飾ってありました。

境内社・お菓子の神様を祭る
久和司[くわし]神社

境内社・大工の神様の
飛騨匠[たくみ]神社