伊太祁曽(いたきそ)神社

高山市丹生川町日面(平成17年8月20日)

この神社は国道158号線の鍾乳洞入り口バス停前に鎮座しています。御祭神は五十猛命(いたけるのみこと)で、この神を祀る神社は丹生川村に15社あるとされています。日面という地名からも想像できますが、伊太祁曽神は日を抱く神であり、太陽信仰と関係があるそうです。
元々伊太祁曽神は和歌山の紀州平野の随一の神でしたが、人々の移住とともにこの地に勧請、遷座されたようです。日本書紀には「木の神」として登場し、農林殖産業、特に木材業関係の尊崇篤い神社です。また、父神「素盞鳴尊」と共に「浮宝(船)」をつくられ、住民に漁の業を教え、航海・交通の安全をつかさどられ、漁業関係の人々の信仰も篤い神社でもあります。さらに、大国主命が厄難を受けられた際に、この大神にたよられ厄難を逃れたことが古事記に記されており、古来「いのち神」として厄除け、病気平癒の信仰も絶えることがありません。(以上神奈備にようこそ!より)

(昭和50年4月建立)

自然石の立派な社号標

広く綺麗に整備された参道

境内入り口

神楽殿

鈴しょうわ狛犬ですが、この地域のものは
余り尊大な威張りかえった感じが無く好意がもてます。

奥から

拝殿

本殿

境内を振り返る