伊太祁曽神社

高山市丹生川町旗鉾 (平成17年8月20日)

東経137度27分14.00秒、北緯36度10分10.60秒に鎮座。

この神社は長野県松本市から国道158号線で安房峠道路、平湯トンネルを通り、高山市丹生川町に入って約8km、旗鉾の公民館と塩屋バス停の中間地点左側に鎮座しています。けれど地図に記載はありません。国道158号線沿いに「旗鉾くだがい神事」という案内板と天照皇大神の大きな文字碑が立っているのですぐ分かります。
由緒によると主祭神は五十猛大神、配神は天照皇大神であり、昔は日抱尊宮とも呼ばれていました。創建は不詳で、五十猛命が祀られた時期は不明ですが、17世紀初め頃ここに伊勢皇大神が飛来したとの噂が高まり、数多の参拝者が押し寄せたと伝えられています。
ここには今回の私たちの目的である「はじめちゃん」タイプの小さな狛犬が2対居り、それはとても喜ばしいことなのですが、、その1対は設置箇所が今まで見たこともない所で、又、もう1対は何故こんな事がおきるの?と頭の中がパニック状態に陥るような狛犬でした。

国道158号線沿いに立っている「旗鉾くだがい神事」という案内板と天照皇大神の大きな文字碑。

くだがいは「管粥」のようです。似た神事が各地に見られます。

国道158号線沿いの明神鳥居。額は「天照皇太神宮」。

境内は道路の下にありそこから見上げた一の鳥居

境内入り口。左手は社務所。

境内

拝殿

縁側の板が2枚張り出して、そこにはじめちゃんタイプの小さくて可愛い狛犬が乗っています。

純粋なはじめちゃんよりも大分進化しています。この子はもう普通の狛犬の分類に入れて良いのかもしれません。でも未だ目は線書きで、前足が短いのできちんとした蹲踞は出来ません。尻尾も横に模様はありますが四角のままです。顔つきは如何にもはじめです。拡大写真はこちら。

拝殿裏。本殿へは石垣をよじ登らなければなりません。何かの折りには拝殿裏に板を渡すようです。

本殿に上がる階段

左の階段上の伊太祁曽宮本殿

伊太祁曽宮本殿脇にいた変なしょうわ狛犬?顔や姿・形はしょうわなのに、お腹の刳りがありません。こんな子は見た事がありません。建立年が分からないので、いつ頃のものやら?小さいせいか普通のしょうわよりもずっと穏やかで愛嬌のある顔つきです。拡大写真はこちら。

右の階段上の天照皇大神宮本殿

境内脇の小八賀川