飛騨総社

高山市神田町2(平成17年8月23日)

この神社は高山駅の北北東約800mに鎮座しています。案内板によると御祭神は水無神、槻本神、荏名神、大津神、荒城神、高田神、阿多由太神、栗原神(以上式内八座)大歳神、走淵神、四天王神、遊幡石神、渡瀬神、道後神、気多若宮神、本母国津神、剣緒神、加茂若宮神(以上式外十座)桐生白山神、斐陀国造祖大八椅命とあり、朱雀天皇の御代の創建の古社です。一時期荒廃していたようですが、文政3年(1820)に江戸時代の国学者・本居宣長の門弟であった国学者・田中大秀によって再興されました。飛騨地方にある18社が祀られ、ここで参拝すれば18社すべてを参拝したのと同じご利益があるとされます。5月4・5日に開かれる例祭では、古式ゆかしい千人行列のほか、二人一組による親子獅子舞も奉納されます。綺麗でよく整えられた境内、簡潔だが重厚な社殿など飛騨の総社に相応しい素晴らしい神社でした。

(皇紀2600年(昭和15年)建立)

神社入り口の一の靖国鳥居

自然石の大きな社号標

参道途中の二の靖国鳥居

道路を挟んだ
境内入り口の三の靖国鳥居

厳めしい鈴しょうわ狛犬

境内の社号標

良く整備された境内の様子

またまた皇紀2600年の鈴しょうわ狛犬

重厚な拝殿

本殿

拝殿内には金色に輝く神殿狛犬がいます。吽は角付きで、阿吽ともにとてもいい顔をしていますが、よく見えない身体の部分が変わっていそうで気になります。

境内社

境内社・稲荷神社入り口

境内社・稲荷神社社殿