田原神社

中津川市蛭川田原(平成17年8月24日)

この神社は72号線・田原バス停から富士カントリー明智ゴルフ倶楽部ひるかわゴルフ場に向かう道路にはいると、250m位で左側に鎮座しています。長〜い階段の上に一枚の大きな岩盤があり、その上に社殿が建てられています。由来によるとこの神社は明治維新までは八幡神社と呼ばれていました。創建は不詳ですが、棟札に寛文13年(1673)建立と有るのでこの年に建てられたと思われる、と有ります。当時の主祭神は金山彦命、相殿には伊邪那岐命、天照皇大神が祀られていましたが、文化14年(1817)誉田別命を主祭神に相殿に金山彦命と木花開耶姫命を祀り、枝宮に菅原社と妙義山神を配しました。その後明治2年神仏分離令により田原神社と改称したということです。拝殿前に寛保3年(1743)の狛犬が有形文化財と書いてあるので本殿に向かうと、居ました居ました。何とも珍妙な顔の(まるで昔のSF漫画に出てきた宇宙人のような・・・)狛犬がいました。「あー、この子なんだ〜」と思って台座を見ると「あれ〜」天保14年と彫られています。「訝しい、変よ〜」それからあちこち探すと拝殿内に狛犬の写真が掲げられています。全然別人(別狛?)です。文化財の狛犬は本殿内か資料館にでも大事に保管されているのでしょう。でも今居る子もとてもユニークな良い子です。

御深井焼の陶器製狛犬で作者・奉納者とも不明。
耳がとれており、背中に「寛保3年(1743)9月5日」と刻まれています。

(天保14年(1843)建立)

狛犬の拡大写真はこちらで

社号標と神社入り口

階段入り口の二の鳥居

さあ、いよいよ長い階段登りの始まりです

階段途中の三の伊勢鳥居

境内入り口、
この大きな滑岩は一枚の岩盤です

拝殿

本殿覆い屋

本殿正面

昔の漫画の主人公・エイリアンの様な顔の狛犬。吽は可愛い角付きで、背中の背骨か鬣かボタンのようなのが面白い。素朴な中にも阿吽の鬣を変えるなど、石工さんの創意工夫の跡が見られます。それにしてもこの子達は空を見上げて何を笑っているのでしょう?

前方外側から

前方内側から

外側
斜め上から

外側から

後ろから

末社・2社

境内は一枚岩の岩盤で
構成されています。