内理神社

中津川市蛭川一之瀬(平成17年8月24日)

この神社は中津川市の北西、蛭川一之瀬区に鎮座しています。蛭川には、安弘見・白山・内理・田原・奥渡の5カ所に神社があり、これを「蛭川五社」と呼んでいます。ここ蛭川は日本の中でも特異性の強い地域で、住民の約8〜9割が大正4年に長崎県出身の井口丑二氏によって立教された神国教の信者で、冠婚葬祭もすべて神道方式で行い、一切仏教寺院のお世話になることはありません。私達は短時間の滞在でしたが、未だに地域内にはお寺が見あたりませんでした。これは明治維新の際、全国でもっとも激しい廃仏毀釈が行われた地域で、すべての仏教寺院・本尊・仏具・過去帳・石地蔵の類に至るまで叩き壊され焼かれたことに起因しているといわれています。

神社遠景

入り口の伊勢鳥居

山の神社

社殿

社殿の軒下には安弘見神社と同じく大蛇が大口を開けて威嚇していました。