増島天満神社

飛騨市古川町片原町(平成17年8月21日)

この神社は飛騨古川駅の南東350m、古川小学校脇に鎮座しています。ここは元増島城跡本丸の一画です。創建は鎌倉時代中期の建長5年(1253)で、伊勢の御分霊を勧請し、その際銀杏の木を境内に植えたそうです。今でも石垣の北・東面にはお壕が残っています。増島城は、天正15年、金森長近により築城され、養子可重を城主としました。後に可重の長子重近が城主となりますが、元和の一国一城令によって築城わずか30年で廃城となってしまいました。 その後は「古川旅館」と改称して存続していましたが、元禄5年に金森氏の転封に伴い、高島城共々破却されたという歴史を持った城跡です。

社号標

拝殿

本殿

境内社・稲荷社の鳥居

稲荷社社殿

北・東面のお壕