社宮地神社

羽島郡岐南町八剣北6-44(平成20年11月24日)

東経136度47分3.52秒、北緯35度23分30.22秒に鎮座。

 この神社は岐南郵便局の北80mに鎮座しています。珍しい社名なので地図によっては「宮地神社」となっているものもあります。

 この社に案内は無く、現在の御祭神は八衢比古神となっていますが、元々は信州諏訪の氏族・守矢(洩矢)氏が一子口伝の秘事として伝わる祭祀権を持ち、その邸の一画に祭られている、ミシヤグチ神を祀る社であったと思われます。
 ミシヤグチ神とは、樹や笹や石や生神・大祝等の自然万物に降りてくる精霊と言われます。ミシャグジ、ミシャグジ様、ミシャグチ、ミサグチ、漢字では、御社宮司や御射宮司等と書かれます。諏訪湖の土着神で、縄文時代から祀られてきたともされています。現在でも諏訪大社(特に上社)に祀られ、蛇神、また御射山をご神体とする山神で、ミシャグジ降ろしの祭祀において憑依託宣する神です。(「ミシヤグチ神、御社宮司社、御射山社、社宮社の一覧」より)
 勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

社頭と神社全景
明神鳥居 社号標
拝殿
本殿を守る狛犬 本殿
鎮守の杜