八坂神社

郡上市八幡町初音(平成20年11月22日)

東経136度57分47.32秒、北緯35度45分10.17秒に鎮座。

 この神社は郡上八幡城の建つ八幡山の北西麓に鎮座しています。山の懐の深い森に抱かれた静かな佇まいの神社でした。

 御祭神:牛頭天王
 祭礼日:7月16日・天王祭
 境内社:徳若稲荷神社
 由緒:この社は郡上八幡城の裏鬼門の守りとして建立された重要な神社でした。創建は明暦2年(1655)と伝えられ、城主は6代・遠藤常友の在任中と考えられています。
 御祭神の牛頭天王は祇園精舎の守護神と云われ、江戸時代までは「天王社」「祇園社」等と呼ばれていました。この洞を「天王洞」、神社前に流れる川を「天王洞谷」と云うのはその為です。この神は疫病を撒き散らす怖い神ですが、親切に迎え入れた農民に対しては万病に効く術を授けたと云われています。6世紀から京都東山山麓八坂郷で祀られていましたが、平安京が造営されて以来都の厄災除けの神となり、医療技術が乏しかった時代には疫病を防ぐ強い力を持つ牛頭天王信仰が全国に広まっていきました。

神社遠景
社号標 素敵な神社の看板
天王洞谷に架かる神橋 川底まで見える清水の流れる天王洞谷
入口の両部鳥居 両部鳥居に架かる額
「祇園洞神社」
拝殿
拝殿前の社地は幅が狭く、天王洞谷対面の荒れ地からの撮影です。
本殿へ登る石段 燈籠には「牛頭天王」の
文字が彫られています。
流造の本殿
境内社:徳若稲荷神社