郡上市白鳥町為真1184(平成20年11月22日)
東経136度51分42.99秒、北緯35度52分29.28秒に鎮座。
この神社は郡上北署の南西約120m、156号線沿いに鎮座しています。
入口には台輪鳥居が建ち、その脇には力強い狛犬が居て境内への侵入者を見張っているような感じがします。参道正面には赤い屋根の開放的な拝殿が建ち、連休で学校がお休みのためか、子供達が中でサッカーをして遊んでいました。その後ろ側には石垣が組まれ、神門と透かし塀に囲まれた中に覆い屋に保護された流造の本殿が建立されています。本殿縁には狛犬か狼か判別が付かない顔つきの石製神殿狛犬が居ました。
この社に案内は無く、御祭神は伊弉冉尊、伊弉諾尊、菊理姫命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
ただ、この社では10月上旬に、秋の収穫に感謝して例祭が執り行われ、その際大神楽が奉納されているようです。言い伝えでは、大神楽の創始年代は古くから奉納されていた伊勢神楽からの流れをくむ神楽を、江戸時代中期大和町島万場の若者によって整えられたといい、その後、天保14年(1843)に、祭り衣裳と道具が一新されて現在の大神楽の元となったそうです。
社号標 | 神社入口 |
阿吽の位置が反対で、台座には昭和45年建立と有りますが、どう見ても吽の方が格段に古く見えます。彫りも柔らかく表情も柔和ですし、台座も明らかに異なります。多分阿だけが取り替えられてものと思われます。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(昭和45年(1970)建立) |
拝殿 連休で学校がお休みのためか、子供達が拝殿内でサッカーをしていました。地域の子供達の憩いの場…と考えればいいのかもしれませんが、壁にボールが当たる音を聞いては私達はハラハラ…。 |
覆い屋と流造の本殿 | |
本殿正面 何やら古そうな狛犬の姿が見えます。 |
18倍ズームで覘くと、鋭い牙・尖り気味の顔等から、どちらかというと狛犬というよりも狼に見えます。しかも阿には男性のシンボルも付いています。尾が見えると狛犬と狼の区別が付き確信が持てるのですが、神門と透かし塀越でしかも縁の欄干が邪魔をして判別がつきませんでした。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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力石 | 忠魂碑 |