白山神社

郡上市白鳥町前谷319-2(平成20年11月22日)

東経136度50分14.32秒、北緯35度56分18.96秒に鎮座。

 この神社は白山長滝駅から156号線を北上し、白鳥町前谷地区で314号線に入り550m程で右手に鎮座しています。未だ11月22日というのに例年より2〜3週間早く降ったという雪に境内は覆われ、拝殿や本殿前に行き着くのにブーツの中まで雪が入り、運動靴だった夫は「もう靴の中までぐちゃぐちゃで足が痛い」と嘆きながらの参拝となってしまいました。本当はもっと奥に鎮座する白山中居神社も参拝予定だったのですが、この大雪に強気の夫も流石に身の危険を感じたらしく、この神社が今回の北限となりました。お陰様で「来年の春、雪が解けたら又来ましょうね。」と良い口実が出来ました。

 御祭神:伊弉冉尊、伊弉諾尊、菊理姫命、倉稻魂命
 境内社:稲荷神社
 由緒:創建は養老2年(718)に越前の泰澄大師が白山登拝の時に当地に暫く逗留、折から悪疫流行に付き病難消除の為に、正ヶ洞床並の鎮守地に白山妙理大権現を勧請し鎮座したのが始まりとされています。以来白山登拝の道俗衆などに崇敬されてきました。
 大正6年に集落の島反別に遷宮鎮座し、また字森の稲荷社(大鍬社)を合祀しました。
 昭和35年8月30日の台風16号で、拝殿、狛犬、鳥居、力石、立木は流失し、境内は一面河原となりましたが、本殿、倉庫は流失を免れました。境内は整備され、拝殿は昭和39年に再建されました。狛犬は悲願寺歩危の長良川河原で発見され奉納安置されています。本殿は老朽化が進み平成17年に再建されました。

社号標 神社入口
境内と社殿全景
拝殿
拝殿内から本殿を臨む 本殿全景
本殿参道にいる昭和10年生まれの狛犬
昭和35年8月30日の台風16号で倒壊したようで、阿の顔面が欠けています。
(昭和10年(1935)建立 昭和35年8月30日台風16号にて倒壊再建)
本殿
本殿縁にいるはじめ狛犬
縦置きで建立年代は不明ですが、上向きに付けられた顔は殆ど扁平に近く、額から短い鬣を流している様子は、上から撮すと前後が分からないほどです。細い前足を突っ張り、寸胴の体やお尻に張り付いた尾が微笑ましく、素朴でとても可愛い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内社:稲荷神社