八雲神社

岐阜市西荘2-17(平成20年11月24日)

東経136度43分37.42秒、北緯35度24分11.16秒に鎮座。

 この神社は西岐阜駅の北約160mに鎮座しています。「郷社八雲神社」の社号標が建つ入口から境内までの参道は左右が駐車場となり、その途中に台輪鳥居が建っています。境内入口には「銀幣社」碑が建ち、参道正面にコンクリート造りの拝殿が建っています。拝殿の裏に回ると石垣が組まれ本殿を取り囲む様に玉垣が廻され、その中に素晴らしい檜皮葺流造の本殿が建立されています。その本殿脇にはそれぞれ脇社が祀られ、境内右側には馬頭観世音菩薩も祀られていました。

 御祭神:須佐之男大神、 配祀:倉稲魂大神(西宮神社)
 例祭日:4月5日
 由緒:出雲国杵築神社からの勧請分霊と伝えられますが、その起源は不詳です。
 社伝によれば、御鎮座は極めて古く、凡そ一千年以上の昔、平安時代初期、この地が未だ開拓荘園時代に市橋荘と云われていた頃の勧請と推定されています。
 元来西荘爪品?教田の惣社で、江戸時代初期加納藩治政下では三村神社と改称されました。
 その後、明治7年旧市橋村の総氏神となり、再び八雲神社と改称しました。同41年郷社に列し、大正4年には社殿、昭和45年には幣拝殿が造営されました。同46年には銀幣社に指定されました。
 西宮神社は西荘西組の守護神でしたが、大正10年御遷座され配祀されました。

「由緒書き」はこちらで

参道は月極駐車場と化しています。
維持管理の大変な昨今、こういう形も神社存続の一方策とは思います。
社号標
「郷社八雲神社」
参道に建つ台輪鳥居
境内の様子 境内入口に建つ
「銀幣社」碑
拝殿
拝殿内の様子 石垣と本殿を取り囲む玉垣
趣のある檜皮葺流造の本殿
本殿脇の左右脇社
境内に祀られる馬頭観世音菩薩堂