野宮神社

岐阜市近島1-2(平成20年11月24日)

東経136度44分41.71秒、北緯35度25分42秒に鎮座。

 この神社は島小学校の北東約700mに鎮座しています。社号標の建つ参道入口から約60mで境内に着きます。境内は二股の道に挟まれた形で入口が狭く奥に行くに従って広くなっています。そぼ降る雨の中、落葉樹の下はまるで緋毛氈を敷き詰めたように落ち葉が折り重なって、とても綺麗でした。

 主祭神:檀林皇后、 配祀神:速開津比賣神、瀬織津比賣神、気吹戸主神、速佐須良比賣神
 由緒:この社は檀林皇后(786〜850)を主神とし、速開津比賣神、瀬織津比賣神、気吹戸主神、速佐須良比賣神の四祭神を合祀し殖産興業の祖神として、また子弟の勉学を司る神として古くから崇敬を集めているお社です。
 主神の檀林皇后は贈太政大臣正一位橘清友公の御息女・橘嘉智子姫で、弘仁6年(815)嵯峨天皇の皇后になられた方です。皇后は幼少より寛和絶世の美人で佛教への信仰も篤く、京都嵯峨に檀林寺を建立されたほか多くの宝幡や繍文の袈裟を作り、これを僧慧萼に託し唐(現在の中国)の寺院にも多数寄贈されています。
 創建は元正元年(1573)で、以来今日まで代々守護神として崇敬されてきました。

参道入口 社号標
境内入口
境内の様子
拝殿前、皇紀2600年生まれの岡崎現代型狛犬
(皇紀2600年 昭和15年(1940)建立)
拝殿
本殿前、建立年代不明の狛犬
阿は玉を持ち、吽は子狛を連れています。
狛犬の拡大写真はこちらで
本殿