石切神社

岐阜市下川手21-3(平成20年11月24日)

東経136度46分20.87秒、北緯35度23分28.64秒に鎮座。

 この神社は鏡川右岸に入口があり、そこから160mもの長い参道が続きます。参道入口にも境内入口にも靖国鳥居が建ち、社号標も「石切神社」「村社石切神社」「銀幣社」と多彩です。
 広く明るい境内正面奥に妻入りの拝殿が建ち、その屋根には瓦製の飛び狛が付けられ、流造りの本殿の脇障子にも狛犬が遊んでいます。社殿右側には参拝順路が示され、豊受神社、厚見稲荷等の境内社に誘われます。
 参道、境内、社殿、案内など全体が良く整備されていますが、暖かみのある気持ちの良い参拝が出来る神社でした。

 御祭神:石凝姥命
 境内社:豊受神社、厚見稲荷等
 由緒:銀幣社で、古来より厚見郡10ヶ村(現厚見地区と下印食の一部)の産土神です。創建は貞観年中(860年頃)に各務氏の祖神・石凝姥命を各務大領の氏神として祭ったのが始まりで、川手城築城後は八幡神社・春日神社・諏訪神社・鹿島神社・香取神社を合祀しました。川手城は室町時代に美濃の守護となった土岐氏がそれまでの長森城から本拠地を移し築城した城で、その後斎藤道三に攻略され、稲葉山城へ移るまでは美濃の本城でした。現在は城跡碑が残るのみです。

社頭
社号標二基 参道入口の靖国鳥居
境内までの参道の様子
境内入口 靖国鳥居 境内に建つ「銀幣社」碑
境内の様子
境内左側に祀られる境内社 境内右側に建つ手水舎
拝殿前、明治34年生まれの狛犬
吽は垂れ眉でおっとりした感じですが、阿は鋸歯が目立ち、獰猛そうな感じです。太い尾で生クリームを絞り出した様な模様がオシャレですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治34年(1901)10月吉辰日建立)
拝殿
拝殿屋根にいる飛び狛ちゃん
本殿 本殿脇障子
境内社:豊受神社
境内社:厚見稲荷
厚見稲荷社殿前にいるお狐様