伊奈波神社

岐阜市伊奈波通1(平成17年3月19日)

(明治45年4月5日建立)

(文久3年(1863)5月建立)

(大正3年4月建立)

 この神社は景行天皇の14年に創建されたといわれ、1900年以上の歴史を持つ古社です。主祭神は、垂仁天皇の第一皇子の五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)で、命の偉徳を偲び武内宿禰が椿原の地に鎮斎したのが始まりと伝えられています。その後、斎藤道三が稲葉山を居城とするに当り現社地に遷座しました。この五十瓊敷入彦命は文武両道に優れ、外敵を征伐し、地域の発展に尽くしました。特に地域産業では利水を図り農業を奨励、農耕社会の基礎を築く事により人々の生活の安定をもたらしたことから、岐阜の総産土神、又諸願成就の神として親しまれ尊崇されています。
 4月第1土日の例大祭(岐阜まつり)は盛大に執り行われ山車や神輿が市内を練り歩き、境内の櫻の花の見頃と重なり、大勢の行楽客で賑わうようです。また、元旦には午前零時を迎える前から長蛇の列ができるほどの参詣スポットで、岐阜市で最も多い参拝客が訪れるとの事です。という、もの凄い神社でしたが私達が訪れたときには夕刻という事もあり、広大な社域には殆ど参拝客は居ませんでした。普通大きな神社は余り好きではないのですが、此処は時期・時間が良かったのか静かで落ち着いて参拝出来、非常に心に残る神社となりました。

一の明神大鳥居。
ここから長い参道が始る

二の明神大鳥居

参集殿前と神事案内板前に
龍が二匹横たわっておりました

苔むして製作年月日の分らない優しい阿と下唇を噛み締める吽

見上げるばかりの楼門

楼門横のたおやか?なよなよ?な一風変った狛犬。
他のアングルからの方が良いので後ほど拡大写真でどうぞ。
阿は玉取、吽はこれ又なよっとした子狛付き。

檜皮葺きの神門

堂々とした檜皮葺きの拝殿

神門脇を固める堂々たる体躯の渦巻きカール狛犬

玉垣から見上げる逆さ狛犬。青森県の岩木山神社についで二例目です。

神門の、龍とも狛犬ともつかない動物の彫刻。
今落ち着いて考えると麒麟でしょうか?

境内社の黒龍社拝殿

境内社の和歌三神社・東照宮
須佐之男神社・天満宮・

和歌三神社・天満宮・
須佐之男神社・東照宮本殿

境内社・秋葉神社入口

秋葉神社の小さな社殿

製作年代が分らないハリウッドゴジラ顔の狛犬

狛犬の拡大写真はこちらでどうぞ