八幡神社

岐阜市加納八幡町9(平成20年11月24日)

東経136度46分12.21秒、北緯35度23分58.88秒に鎮座。

 この神社は茶所駅の西約160m、新荒田川の左岸に鎮座しています。市街地の中にありながら、社頭には遠くからでも良く見える市指定保存樹のクスノキが聳え、入口右側には境内社・塞神社が祀られています。 「旧加納城鬼門除 八幡神社」の社号標を横目で見ながら入口の明神鳥居を潜ると、正面に境内社・秋葉神社が、右隣には琴平神社が祀られ、八幡神社社殿は参道を90度右に曲がった先、境内左奥に建立されています。参道突き当たり手前をもう一度左に曲がると拝殿があり、拝殿後ろの板塀に囲まれた中に一間社流造の本殿が建立され、本殿縁には彩色が綺麗に残り、威厳に満ちた顔つきの木製神殿狛犬が睨みをきかせています。その奥が石切神社でも祀られていた厚見稲荷神社が境内社として有りました。

 御祭神:応神天皇
 祭礼日:1月14日・秋葉神社例祭、旧2月二の午・厚見稲荷神社例祭、4月4日・八幡神社例祭、8月24日・塞神社例祭、10月10日・琴平神社例祭
 境内社:秋葉神社、厚見稲荷神社、塞神社、琴平神社
 由緒:八幡神社の創建年代は不詳です。
 慶長5年(1600)関ヶ原合戦後、徳川家康は岐阜城(旧稲葉山城)を廃し、加納城を構築しました。その際に八幡神社が城郭内に入ったので、加納城の東北、即ち現在地に、城の鬼門除並に守護神として遷座されました。これが加納八幡神社の起源で、加納城主・奥平信昌正室亀姫を始め歴代城主と共に住民たちの信仰は篤く、現代に受つがれています。

社頭と市指定保存樹のクスノキ 入口外側に祀られる
境内社:塞神社
社号標
「旧加納城鬼門除
八幡神社」
神社入口 明神鳥居
社殿全景
拝殿前、昭和10年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和10年(1935)6月建立)
拝殿
拝殿内の様子と本殿正面 拝殿天井絵
一間社流造の本殿
本殿縁にいる木製神殿狛犬
彩色が綺麗に残り、威厳に満ちた顔つき、逞しい体つきの寄せ木造りの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内社:秋葉神社の社号標、入口、社殿
境内社:琴平神社の社号標、社殿、社殿内の様子
境内社:厚見稲荷神社の社号標、入口、拝殿?
厚見稲荷神社の昭和17年生まれのお狐様
(昭和17年(1942)6月建立)
厚見稲荷神社の参道と本殿
厚見稲荷神社本殿屋根には八幡神社のお使い・鳩さんが留まっています。