神明神社

下呂市小坂町赤沼田(平成17年8月23日)

この神社は国道41号線・小野町交差点から437号線に入り約3.6km左側に鎮座しています。階段を登った先に妻入りの拝殿と神明造りの本殿が建つ、樹叢の濃い良い感じの神社です。巷では県指定天然記念物のイヌ桜や杉、イチョウの巨木で有名ですが、私たち狛犬ファンには本殿前に置かれた2対の進化したはじめタイプの狛犬の方が興味を引かれます。

(文政2年(1819)7月建立)

(文政4年(1821)3月吉日建立)

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社号標

市指定天然記念物のイチョウ、大杉

神社入り口の靖国鳥居と参道の階段

拝殿

本殿覆い屋

神明造りの本殿

本殿脇の進化はじめ狛犬

顔の作りや表情には未だ素朴さが残っており、尻尾も一本ぺたっと背中に付いているだけでなんの装飾もありませんが、もうはじめとは呼べない範疇に入った狛犬かもしれません。それでも顔を見ているとほのぼのとした気持ちが湧いてきます。

外側から

外側斜め前方から

内側から

前方から

後方から

本殿前階段下の狛犬

丸い熊のような耳を付け、アーモンドアイで細い鼻筋が通り、全体に丸みを帯びた造りをしています。口元には微かに彩色が残っています。吽は前足が2本とも骨折して補修した跡が見られます。

自然光で

余りに暗いのでここからはフラッシュを焚きました

前方から

斜め外側から