下呂市森(平成17年8月23日)
この神社は高山本線の下呂駅の東400m、温泉街の中に鎮座しています。須佐之男命などを祭る神社で、平安時代から鎌倉時代にかけて、飛騨の匠が彫ったとされる木造神像10体が伝わっており、国の重要文化財に指定されています。2月14日の例祭には、国指定重要無形民俗文化財の田の神祭りが行われ、禊を終えた男衆たちが餅を担いで踊る田打ちの儀のあと、色とりどりの大きな笠をかぶって舞う別名、花笠まつりが奉納されています。飛騨路に春を告げる祭りとして知られるこの田の神祭りは、稲の豊作を前もって祝う(予祝)という中世以来の田遊び(田楽)の芸能がそのもとになっているといわれています。今でも鬱蒼たる森に囲まれた神社ですが、かってはご神木である大杉があったものの焼失してしまい、2代目の若木が植えてありました。
神社入り口
階段の参道
国の重要文化財指定
木造神像十体
荘厳な拝殿
拝殿内の様子
本殿
境内社
2代目の若杉
境内の様子
裏参道入り口