この神社のはじめちゃんの中では一番若い子です。身体に年代のみ為らず奉納者の名も刻まれています。左の子は少し口を開けているように見えるので阿吽が反対位置にいます。阿は子犬、吽は子熊の様に見えます。前足が長く後ろ姿は猫のようです。(文化4年(1807)建立)

耳がチョコンと立ち眉毛が盛り上がりアーモンド状の眼をしています。阿吽が反対で健康そのものの歯並びをむき出して、俯き加減ながら笑い顔のように見えます。遠慮がちな鬣がとても可愛く見えます。痩せた身体でお腹の部分に奉納者と年代が彫ってあります。(天明4年(1784)建立)

建立年が彫ってありませんが、この子が一番のお年寄りと思われます。殆ど扁平な顔にほんの少し耳が立ち、目や口は線描きです。イルカのような体つきで直線的な前足が付いています。後ろ足や尻尾は鋭角的に盛り上がりが見られます。