白山比咩(しらやまひめ)神社

須賀川市袋田岩根山1 (令和6年4月26日)

東経140度19分20.80秒、北緯37度18分42.75秒に鎮座。

この神社は、JR東北本線・安積永盛駅の南西5km程の辺り、岩根山の街外れに鎮座しております。

御祭神　伊弉那岐・伊弉那美・菊理姫命・建弥依米命・武甕槌命・大宮比咩命・天児屋根命・経津主命・八意思兼命

由緒
当社に伝わる口碑によれば景行天皇の朝、日本武尊が東夷征伐のため御下向のみぎり当所に立ち寄った所鬼門に高き山が現われ、それが岩根山であり、その山に入り天神地祇に治国平安を祈りし折大磐石双方より立並び現れた。尊は、是両石は陰陽二神の鎮霊なるべしと、お考えになり伊弉那岐、伊弉那美の両神を祭祀し諸の妖怪を除いて土俗の民草を安堵され給うたのである。その後成務天皇の御代岩背国造、建弥依米命が当国を開かせらるるに当り、岩根山に御参拝され、此のお社は陰陽両神なれば二羽多利大神と再崇されたのである。くだりて霊亀2年(716)神託により、内大臣藤原内麻公が下向された折草創の願を入れ建弥依米命の霊を鎮祭したのが霊亀山である。以来岩根山には二羽多利大神、霊亀山には白山大神別々に祭社された。のち後冷泉天皇永承年中(1046～1052)源頼義義家父子が安倍一族の乱鎮めるにあたり此の地をお通りになり着母衣を奉納して戦勝を祈願された。この源父子の誠心が神霊に通じ、ついに貞任を打ち滅ぼす事ができ、凱旋の途また報宜の誠を尽くしたのである。此の時から古来岩根村の村名が着母衣の奉納にあやかり袋田村と呼ぶようになった。明治6年(1873)、白山大神は二羽多利大権現と合祀して白山比咩神社と改称された。
境内由緒書き　より。

参道入口