須賀川市諏訪町45-1 (令和6年4月25日)
東経140度22分35.03秒、北緯37度17分16.08秒に鎮座。![]()
この神社は、JR東北本線・須賀川駅の南800m程の辺り、諏訪町の街中に鎮座しております。
御祭神 建美依米命・建許呂命・建美名方命・八坂止売命・誉田別命・宇迦魂命(朝日稲荷神社より遷座)
由緒
主祭神は建美依米命。同命は、成務天皇の御代に初代石背国造として当地に赴任しました。着任するや、社壇を築き収穫された新穀を炊いで天神地祇に捧げて政治の成功を祈願しました。社名はこの古事に由来しています。その場所(元西川茶畑町)は、「社壇様」と呼ばれましたが、後に社殿が築かれ「神炊館神社」と名づけられました。
後世当地を支配した二階堂氏は、城郭内に諏訪社を建立し建美名方命を勧請しました。須賀川落城後、慶長3年(1598)に新たに両神社を併せた社殿が造営され、諏訪大明神と称されました。会津城主上杉景勝公は当社を手厚く庇護し、北門の石鳥居(東日本大震災により倒壊)を寄進しました。正徳2年(1712)、正一位の神階を授けられ、「岩瀬総社諏訪大明神」を称し、末社は郡内80社に及びました。
松尾芭蕉が「奥の細道」行脚の途次、当神社を参拝したのは、元禄2年(1689)4月28日でした。(「曽良随行日記」)
明治11年(1878)現在の社名に改称、須賀川町の総鎮守となり、現在に至っています。
境内由緒書き より。
参道入口
入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。
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(昭和13年(1938)4月吉日建立)
境内入口の神橋
拝殿
拝殿前のブロンズ製狛犬。拡大写真はこちら。
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(大正14年(1925)9月13日建立)
本殿
花咲天満宮
鳥居と石祠
石祠
エドヒガン桜