郡山市富久山町久保田山王舘(平成17年10月10日)
この神社は郡山駅の北約1.3km、355号線の久保田信号を左折し100mくらい進んで右折すると左手に鎮座しています。延暦20年(801)近江国の日吉神社を分祀したもので、御祭神は山の神である大山咋神です。この地は天正十六年(1588)伊達氏と蘆名・佐竹・二階堂氏らの連合軍が戦った夜討川(郡山)合戦の際、伊達政宗が本陣として使用した陣城跡です。という歴史を持つ境内には、神社に不釣り合いな…と思われる、夜討川合戦の際に政宗の身代わりとなって討死した伊東肥前重信の墓が移されてます。又境内入り口右には県重文指定の板碑群が建ち並んでいました。私達狛犬ファンにはリアルな神猿像3対が待っていてくれます。この神社にはその歴史をそこはかとなく感じさせる風情が今も色濃く残っています。又全国的にも未だ珍しい、女の神主さんがいる神社でもあります。こういう方を見かけると日本の神社も大分開けた世界になったのかな?と嬉しく思います。
(石工・橋本 岩松 昭和32年10月1日建立)
神社入り口の靖国鳥居
境内への階段と八幡鳥居
実にリアルな神猿像。阿は柿の実を持ち、吽は愛おしそうに優しく子供を抱いています。双方とも赤いちゃんちゃんこと頬かむりを着け、大事にされているようです。
内側
斜め前方から
外側から
柿のへたまで
きちんと付いています
県重文指定の板碑群
境内への階段
拝殿
本殿
境内社・稲荷大明神
境内の様子
境内社・天満宮
稲荷大明神社殿
奉納相撲が行われるのでしょうか?
土俵がしつらえてあります。
変則的な境内社入り口
扁額に神社名が表記してありますが
読み取れませんでした
石の祠の社殿群
伊東肥前重信の墓
先代さんの神猿像が祀られているお社
何か由緒のある神猿像なのでしょうか?大事に社殿内に置かれています
(平成15年12月吉日建立)
脇参道入り口の神猿像。正面入り口の神猿像の模写と思われます。