愛宕神社

郡山市愛宕町(平成17年10月10日)

この神社は郡山駅の南西約1.5km、荒池の南に鎮座しています。高低差の激しい地域で正面入り口からは、階段の参道を上がらねば参拝できません。まぁ、愛宕神社は山の上…という常識の範囲内ではありますが。創建は分かりませんが、愛宕さんという事で御祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)と思われます。

『ヨッシーの神社豆辞典』
全国に800余社あるといわれる愛宕神社の総本山は、和気清麻呂が愛宕山頂上に築いたという、京都に鎮座する愛宕神社ですが、実は愛宕神社が全国に広まった一番の立役者は東京NHK放送博物館隣りの愛宕神社なのです。東京、当時は江戸の愛宕神社は徳川家康が建立し、また周囲に武家屋敷が多かったことから、特に武士の信仰が篤く、江戸に出てきた地方諸藩の武士達は幕府に忠誠を誓う意味もあり、参勤交代の折りに、江戸の愛宕の神様のご分霊を地元に持ち帰りました。そして、地元の小高い丘に「愛宕神社」をお祀りしたのです。全国各地に愛宕神社が多いのは、そのためだそうです。
余談ですが、ヨッシーも毎年初詣に京都へ行くたびに愛宕神社に行きたいとは思っているのですが、何しろ片道2時間もかけて歩いて登らなければならないという、ものすご〜く厳しい条件下にある神社なので未だに行きそびれているのです……。「今行かないでどうするっ!!これから歳をとったら、もっと行けなくなるぞっ…。」という声が聞こえてきますが………。(『愛宕神社って何?』参照)

神社入り口

入り口の板碑

境内の様子

社殿

猪苗代湖水を安積原野へ注ぐことに生涯をかけた小林久敬の記念碑