心清水八幡神社

河沼郡会津坂下町塔寺字松原2908(平成16年7月18日)

前九年の役で会津を通った義家は眼を患って困っていました。ある夜、夢枕に立った神が、汝の弓で巽(東南)の方向に向けて射よ、矢の落ちた所に神泉あり、もって眼を洗えばほどなく治癒すべしということでした。義家が矢を放つと、山かげの窪地に矢が立ち泉が溢れていました。おかげで眼病が治癒した義家は、山頂に八幡神社を建立しましたが、これが今の塔寺の心清水八幡神社です。この清水はどんな日照りにも涸れたことがありません。(故郷の民話より)

 この神社には二対の狛犬がおり、これは二の鳥居前の狛犬です。比較的新しい物で余り面白みはありませんが、牙におみくじが付けられていたりして、結構地元の方達とはご縁が深いのかな?と見受けました。

 左のウンさんも玉を持ち、鼻デカで細い目、全ての歯が見えています、。
 横から見た背中の筋肉の盛り上がりと、あばら骨の見え方が特徴的です。

 社殿前の狛さんは昭和十二年作。
鼻デカで太い眉、口中に玉を含んでいます。子狛も背中を丸め、前方を睨みつけるようにして、一人前に威嚇の表情をとっています。

(昭和12年3月勳八等山口徳衛? 佐藤栄三郎彫刻)

参道の掲示板に吉田松陰の東北
旅行時、ここに立ちよった旨の
記載があります。

神社入口