四十八社山神社

双葉郡富岡町下郡山字宮前40 (平成16年5月15日)

神社名が変っていて「何なんだろう、行ってみようか」とやって来ました。結局社名の由来は分からずじまい。沢山の神社を統合して出来たのかな?と推測の域を出ません。でもここには腹帯を巻いた面白いワンコがいました。

神社入口・靖国鳥居

二の靖国鳥居、
この後階段登りになります

前足が長い鋭いキバを持つ角張った準江戸狛犬

これが今回見つけた一番の変わり者。紅白の腹帯をして女人の安産を守っています。君は偉い。これからも世の為人の為にガンバッテいこう。

拝殿

本殿

ここには浜下りという神事が残っていて、現在は10月の第二土日に行っていますが、元来は春祭りで4月22・23日に執り行っていたようです。本祭り当日は、神輿に神職、旗、マトイ、神楽の一行などが行列をなし、約2km先の浜の祭場に向かいます。神輿行列が浜につくと、信者は一斉にマトイに飛びつき、造花を奪い合います。神輿は祭場に入り、海に向けて安置されますが、この神輿の下を前年の祭り以降に生まれた子供を三回くぐらせます。これで、この子供は丈夫に育つといわれているのです。この後、神楽が演じられ、舞が終わると信者は魔除けとして頭をかんでもらうのだそうです。
山神社なのに浜下りという神事があるのが不思議です。ここも茨城県の金砂神社磯出大祭礼の様に、その昔神様が福島の浜から上陸なさったという言い伝えがあるのでしょうか?