上舘八幡神社

福島市立子山才ノ神(平成19年8月26日)

この神社は、立子山小学校の西1.5km辺りに鎮座しております。農道のような道を入って行くと、小高い所に社号標と社殿が見えて来ました。

 神社に伝わる由緒書きによれば、八幡神社の創立勧請は、長徳二年丙申年(996)2月で立子山開発の惣社であると言われています。
 この神社は、以前には県道大沢・広表線と市道金沢・立子山線の交差したところにありました。県道拡張工事のため昭和57年(1982)現在地に移転改築されました。
境内由緒書より。

神社全景。ご覧のように鳥居は有りません。

社号標と参道の石段。

拝殿と本殿。

境内の石碑。左は水天宮建設由来記。残念乍ら全文が読めないのですが概略を。
本碑水天宮ハ従来逢隈河鮎瀧渡船場ニ建設セリ・・・・明治二十三年八月七日未曾有ノ大洪水・・・流倒セラレ・・・
安全の地を求めこの地に移転したようです。ここから東へ500m程、阿武隈川に架かる上蓬莱橋の上流右手に鮎瀧渡船場跡があります。そこに祀られていたようです。渡船場に祀られていたのですから、水の守り神だったのでしょうか。因みに東京の水天宮のご利益は安産ですが、神様も所変わればご利益も変わるのでしょう。ところで肝心の水天宮は何処にあるのでしょう。

これらの石碑も様々な理由でここに集められたのでしょうか。