曽根田天満宮

福島市天神町(平成17年10月9日)

この神社は福島交通・曽根田駅の北東約300m、天神町地区の北側に鎮座しています。境内の幟に『日本三大天神』とありましたが、案内によると菅原道真公には松王丸、梅王丸、桜丸という三人のお子さんがいて、道真公が太宰府に流される折、このお子さん達に自作の仮面を残しました。時代が下り、元禄時代に松下三重郎という侍ががその仮面を捧持して二本松に移住してきました。そして延享3年(1746)この地の小さな森の中に天満宮という祠を発見し修復、この仮面を奉納しました。それが後の曽根田天満宮となったのでした。この三面の仮面を奉納されたと伝えているのは、古くは曽根野、現在の北野の地の天満宮と播州曾根崎天満宮、とここ、曽根田天満宮といわれています。依ってこれを日本三大天神という・・のだそうです。因みに日本全国には八千社の天神社あるいは天満宮、及び天満神社があるそうです。私は今まで三大天神というと北野天満宮、太宰府天満宮と山口県防府の天満宮と思っていましたし、夫は北野天満宮、太宰府天満宮と東京・国立市の谷保天満宮と思っていたそうです。何事にも三大???というのを決めるのは難しいものです。

(昭和10年4月20日建立)

社号標

日本三大天神の幟

神社入り口

末社・金比羅社、二十三夜塔

拝殿

流れ造りの本殿

しょうわ狛犬