白和瀬神社

福島市大笹生折戸(平成17年10月9日)

この神社は福島交通・桜水駅の西約4.5km、312号線の右側に鎮座しています。入り口は花が植えられ明るく綺麗で、参道を進むにつれ鬱蒼とした自然の社叢が深まり、その奥の明るく開けたところが境内です。由緒も何も知らずに訪れた神社ですが、神域の厳かさに何かしら心に感ずるところがあり、案内板を見て納得。歴史の重みを肌で感じた神社でした。御祭神は日本武尊で、五穀豊穰、商売繁盛、特に火難(盗難事故等)除の神として多 くの人々に崇拝されてきました。。延喜年中日本の有名神社を選定、全国で3132社が定められ陸奥に100座が指定 されたとき、この信夫の郷では5社が定められました。勧請は、人皇36代孝徳天皇(545年)の御代大化元年、上大笹生村鳥帽 子森山に鎮座されましたが、地勢が急峻で容易に登ることができないため、参拝者の便を図って天正年中(1580年代)現在の折戸の地に遷座し今日に 至りました。白和瀬の名は、信達一統志によると万葉集下総の歌の家持が歌集に「早田ト作レリ愚案ズルニ 白淡川ノ水上ニ鎮座ス神ナ レバ白淡瀬ナルベシ アハノアハヲ約シテ白和瀬ト唱ヘ来リシナラム」とあり、又白早稲と稲からでたという説もあります。車松神社(白和瀬神社末社)の御祭神は神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレヒコノミコト)で、安産の守り神として赤 白の小さな枕が供えられています。その枕を借り受け、後日お礼として新しい枕を一つ添えてお返しする信仰があり霊験あらたかな神社だそうです。

(平成2年台座再建)

由緒と狛犬の拡大写真はこちらで

社号標

神社入り口

安産の守り神、末社・車松神社

入り口を振り返る

もうすぐ境内です

境内入り口の浪花狛犬。台座の再建で建立年代は分かりません。

正面から

社殿側から

前から

後ろから

拝殿

本殿

本殿側面彫刻

本殿妻側

日本武尊像

舟形のお手水