黒沼神社

福島市御山堂殿6(平成17年10月9日)

この神社は福島駅の北北東約1.75km、信夫山の南東麓に鎮座しています。式内社で水を司る、信夫郡の開発には欠かせない産土神の久良御津羽神、石姫命が御祭神です。昔は黒沼大明神ともいわれ、吾妻山の神々と共に県内では最も古い神社です。石姫命は欽明天皇の后で皇位継承からはずれた長子淳倉太命と陸奥の国に下向され、ともに信夫山で崩じられたと云われています。淳倉太命は羽黒大明神として山頂に祀られているので、黒沼、羽黒の大明神は親子関係にあります。入り口の鳥居にはおおわらじが架けてありビックリしましたが、これは福島市の夏(8月上旬頃)の「わらじ祭り」で使われた大わらじが奉納されているのだそうです。

神社入り口の大草鞋

拝殿

本殿

境内社・稲荷神社

稲荷神社ではこんな形でお狐様と生猫様がお守りしていました。