小手神社

福島市飯野町青木小手神森 (平成16年5月28日)

東経140度32分18.2秒、北緯37度41分3.48秒に鎮座。

この神社は千貫森という市民の憩いの森、UFOファンが訪れる森の入口にあります。神社そのものは簡素ですがウォーキングには最適な所かと思われます。
またここには次のような民話が伝承されています。
青木の岩塚というところに駒塚の松という古い松があります。延暦5年(786)、男手(小手)神社の神馬を埋め、その上に小さな松を植えたそうです。後の延暦21年(802)、坂上田村麻呂が東征のときに、この小松に駒をつないで男出神社に武運があるように祈ったということです。そのためここを駒塚というようになりました、というものです。(ふるさと民話ネットより)

小手神社は伊弉那岐命・伊弉那美命の二神を御神体とし、古く小手神森字堂平(現在地)に創建「小手神大明神」と称し、小手郷一円の総鎮守であり八朔一日が例大祭で近郷の祭礼に先がけて行われ、武と産業の神として厚く崇敬された。寛永年間(約350年前)仙台藩主伊達政宗公が参勤交代で江戸から仙台へ帰る途中、白河近辺で乗馬が荒れて落馬し乗る事が出来なかった。同地から小手神大明神が望見でき公の乗馬の毛色が大明神の神馬と同じ故、神の怒りにふれたものと霊感され難が衆に及ぶのを恐れた正宗公は、金子拾両と具足一揃いを大明神へ奉納し低地へ遷宮を勤奨された。依って氏子連は大明神を麓の上宮地区に遷座申し上げた。地元ではこれを「白河の下馬落し」と伝えている。小手神大明神は明治六年「小手神社」と改称。青木村社となり益々氏子連の崇敬を集めたが、上宮地区は神域として不便である故、堂平地区に再遷宮したいとの儀が氏子連から起って、昭和二十七年再びここ堂平に遷宮鎮座、今日に至った。尚、当社の祭礼は十月四日・五日に改定された。・・・・・
境内由緒書き より

神社入り口、鳥居と神門。

風神・雷神
牡丹と玉を持つ重量感溢れる狛犬

社殿

境内よりの景色