八幡神社

福島市飯坂町八幡(平成17年10月9日)

この神社は福島交通飯坂線・飯坂温泉駅の北西約500m、温泉街から西へ坂道を上がったところに鎮座しています。御祭神は誉田別命、息長足姫命、玉依姫命です。創建は不詳ですが、社伝によると、平安時代後期天喜4年(1056)後3年の役に奥州出陣中の源義家がこの地にさしかかった時、空にたなびく八条の雲を見て、あたかも源氏の守護神である八幡大神が戦勝の験として示されたものと信じ、必勝祈願に勧請しました。その後、養和年間(1181)に大鵬城主、佐藤基治は宇佐八幡宮を奉遷し、社殿を建立して武神八幡大神を祀り武運を祈願しました。豊栄7年(1710)城内から現在地に遷座し、この郷の総鎮守となりました。10月の例大祭は、「けんか祭り」として、大阪・岸和田の「地車祭り」、秋田・角館の「飾山ばやし」とともに<<日本三大けんか祭り>>の異名をとり、屋台同士が激しくぶつかり合う様は圧巻だそうです。

(昭和18年5月吉日建立)

境内社・足尾神祀
 足の守護神。併せて家内安全、交通安全、無病息災を願う講中の信仰が厚い。講中祭は毎年4月15日に行われています。

境内社・村崎神社
 御祭神は大己貴命、少彦名命、瀬織津姫命の3柱。飯坂で最も古い神社といわれ、病気平癒、商売繁盛、芸事上達の御利益があり、花柳界の信仰が厚い。

神社入り口

社号標

しょうわ狛犬

境内の様子

市指定文化財の拝殿

市指定文化財の本殿

夫婦銀杏

                       鯖湖碑
何やら碑文に書いてありますが、勉強不足の我々にはさっぱり読み取れませんでした。

古峰神祀、稲荷神祀、山神、水神、
道祖神、庚申塔などの文字碑

神楽殿、山車蔵