厳島神社

伊達市保原町弥生町58(平成19年8月25日)

 この神社は阿武隈急行・保原駅の北西約650mに鎮座しています。社地はそんなに大きくない神社ですが、祭礼神事・つつこ引き祭は県の10大祭礼にも選ばれる程の勇壮な奇祭として知られているそうです。

 御祭神:田岐理姫、市杵島姫命佐依姫、田岐津姫
 例祭日:3月第1日曜日
 由緒:創建年代は不詳ですが、もともとは野崎観音の境内に祀られていました。明治26年神仏分離令により、村社厳島神社として現在地に遷座され、通称・弁天様と呼び親しまれる中村郷の産土神となりました。
 祭礼神事・つつこ引き祭は約280年の伝統を誇る神事で、享保の大飢饉に苦しむ農民の為、梁川藩主・松平通春公が弁天様のお告げに従い種もみを配ったところ、翌年大豊作に恵まれたという故事に由来しており、近郷近在から選ばれた厄年に当たる若衆がつつこを引き合い、その年の豊作を占う祭りとして知られています。

社号標 神社入口
拝殿
本殿
境内社 天照皇大神宮・豊宇気太神宮、
古峯神社碑
ご神木 社殿前から入口を振り返る