御瀧神社

伊達郡国見町光明寺滝沢19(平成19年8月24日)

 この神社はJR東北本線・貝田駅の南約1.5kmに鎮座しています。周辺は公園として環境整備がされていて、公園のみ為らず、社地も整備が行き届きとても綺麗にされていました。参拝後、「福島の水30選」に選ばれている町指定天然記念物・御瀧神社の湧き水も散策路に入っていたので寄ってみたのですが、透明度の高い綺麗な湧水で、近所の子供たち共々、暫し池で泳ぐ魚たちに見入ってしまいました。

 御祭神:稲倉魂命
 由緒:創建時期は不明ですが、旧号「御瀧大明神」で、五穀の神、養蚕の神をお祀りしています。境内からは清水が湧出し、眼病に効くという根強い信仰があるとのことです。水量が豊富で、戦国時代には20町歩の水田開発に寄与した事もあるそうです。

神社入口 社号標
「村社 御瀧神社」
参道の一の鳥居
白木の両部鳥居です。
参道の二の鳥居
参道の三の鳥居 参道の四の鳥居
白木の両部鳥居です。
石段脇の石碑 石段の参道
境内入口の昭和15年(1940)生まれ、福島型狛犬
福島型は概して厳つく武ばった感じで装飾的な狛犬が多いのですが、この狛犬は皇紀2600年生まれという時節柄、一段とその特徴が顕著に表れています。それでも狛犬不毛のこの地域に居てくれたのは、嬉しい限りです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(簗川町石工・阿部忠七 同清次 昭和15年(1940)建立)
拝殿
(久しぶりの狛犬出現に夢中になった夫は、
拝殿そのものの写真を取り忘れてしまいました。
すいません。)
拝殿の社額
「多喜大明神」
本殿 旧ご神木の切り株
石碑と末社群
「福島の水30選」に選ばれている町指定天然記念物・御瀧神社の湧き水
境内には水の湧く池がいくつかあり、池の中央に立つ旗竿に白い布をつけてあるのが飲用にしている池の”シルシ”だそうです。古くから地域住民の憩いの場として親しまれ、水量が豊富で地域の生活用水や水田の灌漑用水として広く利用されています。また、この清水を飲むと、目が良くなるという言い伝えがあるそうです。