八葉寺(はちようじ)阿弥陀堂

会津若松市河東町広野字権現塚(旧河沼郡)(平成16年7月18日)

諸陵山八葉寺阿弥陀堂は古来より会津の高野山と称されている。八葉寺は空也上人によって康保元年(964)建立されたと伝えられている。堂は天正17年(1589)の戦火で焼け、文禄年間に再建され、入母屋造り屋根は三間四面単層茅葺きである。軒下の土止めや礎石には野面石を用いている。床は総拭板敷、天井は鏡天井化粧屋根裏で唐様を呈している。正面に須弥壇その左右に来迎柱、中央に阿弥陀如来像が置かれ壇上の春日厨子の中に勢至、観音の両菩薩が座す善光寺式一光三尊仏が安置されている。

仁王門

寺内の様子

趣のある阿弥陀堂