正八幡神社

行橋市神田町8-1(平成22年4月3日)

東経130度58分36.55秒、北緯33度43分18.48秒に鎮座。

 この神社は行橋駅の南東約400mに鎮座しています。参道入口は社殿から東150mにあり、始め駐車場に入ってしまったので、反対側にある参道を見つけ、参道の入口まで歩きました。
 参道入口には社号標、一の鳥居、猿田彦大神碑が立ち、安政5年生まれの玉乗り狛犬が護っています。そこから境内までは四基の鳥居が建立されています。桜並木の続く参道はとても綺麗で、その後は手入れの行き届いた常緑樹の並木となっています。四の鳥居右脇が駐車場で、注連柱の奥が境内となっています。神池に架かる神橋を渡り参道を行くと、「歴史を想う 境内旧狛犬復元」と書かれた台座の上に先代さん達が並んでいます。こんなに大事にされている先代さんは中々居ません。この社に奉納されてこの狛犬さん達も幸せです。
 境内は広く明るく、中央奥に千鳥破風唐破風付きの豪華な拝殿と神明造りの本殿が建立されています。境内には境内社も点在していますが、それぞれがとても良く手入れされ綺麗に祀られていました。又、拝殿前、境内社:宮地嶽神社前と縁にも狛犬が居ます。

 御祭神:応神天皇、神功皇后、比売大神
 祭礼日:神幸祭・5月3・4日、夏越祭 ・7月28・29日、例祭・8月24日
 境内社:宮地嶽神社、御井の神さま、八重垣さま、弁財天さま、豊前坊さま、恵美須社、菅原神社、厄稲荷神社、歳徳神さま
 由緒:貞観元年(859年)、宇佐八幡宮の祭神を石清水八幡宮へ勧請する途次、神輿が駐在した地に神社を創建したとも、寛永年間(17 世紀前半)に行橋市行事に鎮座する同名の正八幡神社から分霊を勧請したものとも伝わる。
 旧社格は郷社です。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

社殿から東150mに有る参道入口
参道入口に立つ一の鳥居
社号標 猿田彦大神碑
参道入口にいる安政5年生まれの玉乗り狛犬
これは広島御本家から輸入された狛犬と思われます。
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(安政5年(1858)初夏建立)
参道途中に架かる神橋
参道途中に立つ二の鳥居
参道途中に立つ三の鳥居
参道の様子
参道途中に立つ四の鳥居
境内入口に立つ注連柱
神池
参道右側に置かれた幸福な先代さん達
奉納された方の想いがこもった狛犬達です。この様に大事に保存してくださる神社は少なくなっています。この一事だけを見てもこの社の宮司さん、氏子さん達の社への熱い思いが伝わってきます。
境内の様子
拝殿前、昭和15年生まれの構え獅子。
阿は小さな玉を持っています。構えといっても色々な表情がありますが、この狛犬は如何にも流動的な動きが感じられ、顔の表情も大変美麗で、秀作かと思われます。
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(昭和15年(1940)2月11日建立)
拝殿
本殿
境内社:宮地嶽神社
宮地嶽神社を護る出雲構え獅子
建立年代が不明で、多分、出雲から運ばれてきたものと思われます。小振りですが、貫禄充分な狛犬です。
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社殿縁にいる中国狛犬
境内社:御井の神さま 境内社:八重垣さま
境内社:弁財天さま 境内社:豊前坊さま
境内社:恵美須社 境内社:菅原神社
境内社:厄稲荷神社
境内社:歳徳神さま
御神木

「木造八幡神坐像」「中津街道」拡大写真はこちらで