田川郡香春町大字採銅所1797 (令和7年3月31日)
東経130度51分13.03秒、北緯33度42分37.72秒に鎮座。
この神社はJR日田彦山線・採銅所駅の北北西約800mに鎮座しています。一の鳥居が立つ入口は桜が満開でとても綺麗でした。
数段の石段を上がると二の鳥居が立ち、脇に狛犬が居ます。明るく伸びやかな中境内へは、そこから又石段を上がり、正面の石垣上に社殿の建つ境内が見えます。開放的な拝殿の後ろに流造りの本殿が建立されていますが、その本殿脇にはこの社の神使いの「お申様」と共に、はじめ進化系の狛犬が居ます。
御祭神:都怒我阿羅斯等命、原田五郎義種尊
祭礼日:旧10月初申の日・大祭
境内社:貴船社、須佐社
由緒:第一産の大神は意富加羅国の王子で垂仁天皇の時代に、新羅の姫神(比東齣\神)の跡を慕ってこの地に御鎮座しました。
第二産の大神は筑前三笠城主原田次郎種直公十三代の子孫で、香春岳城主でしたが、永禄4年豊後大友義鎮に攻められ討ち死にしました。
没後、この里に疱瘡、疫痢が流行した時、神霊のお告げ「今より阿羅斯等神の許に鎮まり猿を使いとして万民を救う」があり、現人大神と合祀しました。それ以後、この地方に流行の疱瘡が治りました。
往古より武運長久、疱瘡又は小児に多い「ちり」と言う病を守護する大神で、綿布の「くくり様」は諸病退除のお守りです。
毎年旧の10月初申の日が大祭で、旧小倉鉄道各駅は汽車賃を二割引きして後援、出店も立並び、「金の猿」替えも行いました。
参道入口
二の鳥居
二の鳥居脇の狛犬。拡大写真はこちら。
(明治44年(1911)5月上旬日建立)
境内の様子
拝殿
本殿
本殿木鼻・象
本殿妻の獅子噛式彫刻
本殿脇の縁に置かれているお猿様と狛犬
本殿脇の縁に置かれているはじめ進化系狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)
境内社:貴船社、須佐社
猿田彦大神
桜