小笠原神社

京都郡みやこ町豊津1115(平成22年4月3日)

東経130度58分24.68秒、北緯33度40分5.22秒に鎮座。

 この神社はみやこ町歴史民族博物館北に鎮座しています。鎮守の杜が見えているのに、参道入口が分からない神社でしたが、東側のグラウンドのフェンス沿いに鳥居が立っていました。社地も参道も、社殿も綺麗に整備され、藩主であった小笠原公への崇敬の気持ちが伝わってくる神社でした。

 御祭神:源長清、源貞宗、源忠眞、配祀:水波乃賣命
 祭礼日:不明
 由緒:この神社は小倉藩(後に豊津藩)の藩主であった小笠原家の祖霊を祀る神社で、その沿革は次のとおりです。。
文化4年(1807)5月
  小倉藩代六代藩主小笠原忠固が小倉城内に社を建立。
慶応2年(1866)8月
  長州戦争による小倉城焼失にともない、門司の和布刈神社に合祀。
明治2年(1869)11月
  「豊津藩」発足に先立ち、和布刈神社から豊津の八景山に移る。
  後に招魂社(現八景山護国神社)と合祀。
明治18年(1885)11月
  「小笠原神社」として現在の場所に移る。
明治23年(1890)3月
  県社となる。
 小笠原神社の敷地は、明治2年12月から同4年11月まで、豊津藩・豊津県の藩庁・県庁が置かれた場所で、後方の保育所横に見える「一の鳥居」は、その大手門(正門)の位置に立っています。

社頭
入口に立つ鳥居
参道途中にいる明治42年生まれの狛犬
鬣や後ろ足の瘤が立体的な、姿の良い狛犬です。上を向いて咆吼している様な姿ですが、阿の右頬が欠けているのが残念です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治42年(1909)9月建立)
参道の様子
境内入口
境内の様子
拝殿
本殿
境内社?