黒田神社

京都郡みやこ町勝山黒田 (平成25年12月22日)

東経130度55分23.43秒、北緯33度42分28.23秒に鎮座。

この神社は、みやこ町役場の北1.2km程の辺り、勝山黒田の街外れに鎮座しております。

御祭神 菅原大神・応神天皇・須佐之男命

社伝によれば、この神社は、かつて黒田村の別々の場所にあった八幡宮・天疫神・天神社の三社を、村人一同が評議のうえで今の社地に合祀したものといいます。ところが、合祀されてからというもの社殿が夜ごとに振動し、人々は三社を同じ神殿にまつったため神さまが怒ったのではないかと恐れおののきました。そこで地頭であった綾塚敬久が京都の公家に相談し、後土御門上皇の書による額を奉納したところ、たちまち社殿は静かになったといいます。この額の表には「三社和光」と彫られ、裏には「右願者朝野安寧/国家平隠願主如意人民豊饒、干時文明14年壬寅(1482)8月23日/願主綾塚敬久敬白」と彫られています。
慶長5年(1600)に黒田家の家臣・宗我部五右衛門重勝が神殿を造営しましたが、文化14年(1817)に拝殿が消失しました。現在の社殿は明治15年(1882)に改築されたものです。毎年の神幸祭では「黒田楽」(別命「鶏楽」)が奉納されます。これは元禄8年(1695)に、疫病を鎮めるため奉納したのが始まりとされる舞楽です。
みやこ町教育委員会

境内より700m程南東の参道入口

参道入口左右、子沢山な狛犬。拡大写真はこちら。
(明治13年(1880)建立)

遠景

入口と一の鳥居

参道左右の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(大正12年(1923)3月吉日建立)

二の鳥居

石段左右の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(文久4年(1864)7月建立)

三の鳥居

最後の石段

拝殿

神額 菅原道真公の絵馬

拝殿の天井

天井絵

本殿


末社

弁財天?

由緒書きに登場する「鶏楽」。みやこ町公式サイトより。