亀山八幡宮

糟屋郡志免町別府2-98-2(平成22年4月5日)

東経130度27分46.75秒、北緯33度35分56.29秒に鎮座。

 この神社は宇美川右岸、68号線に面して鎮座しています。参道入口から神社までは約50m、往古は亀山古墳(円墳)だった社地は小高い丘になっていて、イチイガシ、イヌマキ、ヤマモガシなどの混生林が大きな鎮守の杜を形成しています。
 神社二の鳥居前を昭和17年生まれの狛犬が護り、石段参道を上がると注連柱の左右にもう一対。妻入りの拝殿と流造りの本殿は綺麗に清掃され、手入れが行き届いています。
 社殿左には弥生時代終末から古墳時代初頭に造られた、日本最大級の箱式石棺墓が、朱の綺麗な石室を見せています。

 御祭神:仲哀天皇、応神天皇、神功皇后、玉依姫命
 祭礼日:1月2日・新年祭、4月18日・祈念祭、5月16日・宝満祭、7月15日・夏越祭、8月13日・奉納子供相撲、9月1日・風鎮祭、10月17日・例祭、11月15日・七五三祭、11月26日・新嘗祭、12月18日・厄神祭
 境内社:宝満神社、厄神社
 由緒:江戸時代末には別府村と御手洗村の産土神でしたが、御手洗という名は、村に流れる川で神功皇后が手を洗ったのでこの名が付けられたといわれています。又、例祭には流鏑馬も行われていたようです。
(「筑前国続風土記拾遺」より)

参道入口に立つ一の鳥居 鳥居に架かる額
参道途中の神橋
参道の様子
鎮守の杜の様子
社頭 二の鳥居
二の鳥居前にいる昭和17年生まれの狛犬
阿吽共に玉取で、何処か古狛の雰囲気を漂わす造りをしています。大きな垂れ耳、見事な顎髭と滑らかな体表が特徴でしょうか。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和17年(1942)1月吉日建立)
石段の参道と三の鳥居
境内入口に立つ注連柱
拝殿前、建立年代不明の狛犬
下の狛犬とは異なり、至って武骨な感じの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
本殿
本殿木鼻・狛犬
境内社:厄神社
境内社:宝満神社



御神木
鎮守の杜