春日神社

春日市春日1-110 (平成22年4月1日)

東経130度28分17.8秒、北緯33度31分6.9秒に鎮座。

この神社は、JR春日駅の南1.2km程の辺り、市名の由来ともなった神社で、福岡のベッドタウンとして発展しつつある、春日市の中央に鎮座しております。由緒ある神社らしく、楠の巨木で囲まれ、神々が鎮座するに相応しい雰囲気の神社です。

春日神社 天児屋根命・武甕槌命・経津主命・姫大神
由緒
天智天皇皇太子としてこの国におわします時、この地に天児屋根命を祀り給える神籬の跡と言い伝う。
神護景雲二年(768)藤原田麻呂太宰大弐として太宰府に在りし時、大和国春日より、武甕槌命、経津主命、姫大神の三柱をこの神籬に迎え併せ祀り、社殿を創建して春日大明神と称え奉る。
天正十四年(1586)島津勢の兵火にかかり、社殿、末社、宝蔵、古文書等一切が焼失した。
寛永四年(1627)知行領主黒田美作一成により社殿が再建された。その後元禄九年(1696)に改築されて現在に至る。
鳥居は宝永七年(1710)黒田美作一利により奉納されたものである。
境内由緒書より。

春日神社
この神社はむかし、中大兄王子(後の天智天皇)が天児屋根命を祀ったことに始まると伝えられ、古くから行われている小正月の行事〈春日の婿押し〉の舞台となる所としても知られています。
江戸時代この地は、三奈木黒田家の所領地であり福岡藩ゆかりの寄進物も多く残っています。また、境内に高く繁る樟は、「春日の杜」として県の天然記念物に指定され、枝にからまる藤が春には美しい花を咲かせます。
地禄天神、三郎天神、九郎天神
地禄天神、三郎天神は字下居屋敷と字上居屋敷にあり、ともの土をつかさどる神、埴安命を祭ったもので、今もそれぞれの地区でお座が開かれ信仰されています。
九郎天神は、以前は黒男大明神といい、御潮井橋のほとり、神木の大楠のそばの祠にまつられています。
三つの天神は春日神社の末社とされています。
春日市教育委員会

地図を見ると三つの天神は結構離れた所に鎮座しています。嘗ての社域は相当に広かったと思われます。由緒書等の原文はこちら。

神社全景

参道

境内

二の鳥居

神門

拝殿

拝殿内部

本殿


若宮社

御神木

神社前(無論昔は境内であった筈)の楠

池中の石祠