北斗宮

嘉麻市大隈町988(平成22年4月4日)

東経130度44分49.52秒、北緯33度32分43.64秒に鎮座。

 この神社は大隈小学校の南東約200mに鎮座しています。
 神社に足を踏み入れると、「筑前乃國一乃宮 北斗宮」の社号標が立ち、一の鳥居前には平成9年生まれの狛犬と可愛い狛犬が乗る大きな常夜灯が建立されています。注連柱と二の鳥居を経て、石段参道が境内まで続き、参道正面左斜めに狛犬が護る拝殿、本殿が建立されています。又、この社の本殿にも妻を支える力士達がいました。
 下の境内は明るく整い、石段脇から上の境内周辺は豊かな鎮守の杜が残された、清々しい雰囲気の神社でした。

 御祭神:天之御中主大神、伊邪那岐神、 伊邪那美神
 祭礼日:1月1日・元旦祭、4月21日22日・春季神幸大祭、7月30日・大祓(茅の輪くぐり)、10月21日・秋季大祭
 境内社:大楠神社、恵比須神社、玉姫稲荷神社、松尾神社
 由緒:人皇第38代天智天皇の御代(紀元1331年・西暦671年)若木連と言う人、北斗星の信仰篤く益富山に北斗大明神として勧請し、延命長寿縁結びの神として尊崇を集めたのが北斗宮の起源となる。
 天正6年(1578)龍造寺隆信の兵乱によって神殿が焼失するも御神体は樹令二千数百年の大楠の下に奉安して安泰、以后大楠神社を祀る。大楠神社は武運長久事業繁栄の神として尊崇さる。(元禄10年筑前貝原好吉の古文書による)
 天正8年(1580)3月秋月藩主秋月種実公現社殿を建立す。
 慶長年間(1596〜1614)黒田長政公筑前藩主となり当神を筑前十五神の中、一の宮と定め尚歴代の藩主の尊崇篤く年々数々の寄進を受く。 
 明治4年政令により下益神社の社名をもって祭祀さる。
 昭和8年県社に昇格す。
 昭和42年12月4日、神社庁並に福岡県知事の認承により北斗宮と称す。
 昭和51年5月壱千参百年祭を実施、社殿修復す。
 昭和63年10月神殿大改修社務所新築今日に至る。

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社頭
一の台輪鳥居
一の鳥居前にいる平成9年生まれの狛犬
岡崎よりも愛嬌があって良いですね。
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(平成9年(1997)1月吉日建立)
大きな常夜灯とその上に乗る可愛い狛犬
上腕は逞しいですが、顔が可愛い狛犬です。
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注連柱 二の鳥居
橋になっている石段参道左下にいる先代さん
猿田彦大神 庚申塔
庚申塔と猿田彦大神
石段参道の様子
境内入口
境内の様子
拝殿前、昭和12年生まれの狛犬
吽が小さな玉を踏む、この地域の標準的なタイプです。肉厚の垂れ耳をやや後ろにたなびかせ、胸を張った堂々とした姿をした狛犬です。丁寧な良い造りをしています。
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(昭和12年(1937)3月吉辰日建立)
拝殿
本殿
本殿妻を支える力士達
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末社三社
境内に咲く八重桜