志登(しと)神社

糸島市志登82(平成22年4月5日)

東経130度13分25.08秒、北緯33度34分13.96秒に鎮座。

 この神社は波多江駅の北北西約1.2kmに鎮座しています。570号線から神社に向かうと田園風景の中に鳥居や玉垣、黒々とした鎮守の杜が見えてきます。
 参道入口に立つ社号標には「延喜式内社惣社志登神社」と書かれ、一の鳥居から境内までは約50m、参道右側には広い駐車場があり、祭礼時の人の集まりの多さを想像させられました。神社入口に立つ注連縄の架かった注連柱の奥には神池に神橋が架かり、境内に立つ二の明神鳥居付近には灯籠が建ち並んでいます。良く掃き清められた境内では地域の方がゲートボールの練習中、邪魔にならないように注意しながらの写真撮影となりました。
 妻入りの拝殿は開放的ですが、残念ながら本殿は覆い屋内で拝見できません。狛犬は二対居ますが、何れも出雲丹後でした。境内社も数社祀られています。

 御祭神:豊玉姫命、配祀:和多津見神、息長帯姫命、彦火火出見尊、武内宿禰命
 祭礼日:元旦祭・1月1日、祈念祭・4月7日、千度汐井・7月中旬、例大祭(神事)・10月6日、新穀感謝祭・12月3日
 境内社:天満宮、皇大神宮、八坂神社、鷹神社他
 由緒:延喜式内社で筑前十九社の一社に列せられた由緒有る古社である。
 この事は延喜年間にこの地方に於ける最も有力な神社として中央にも認められ、又、志摩郡の総社として郡民一体の崇敬を集めていた。

 弥生時代は、この周辺は、入江が東西から割り込み、伊都国の港を形成していた。
 祭神は日本神話によれば海神国より帰って、この地に上陸されたという日向二代の妃「豊玉妃」であり、社殿は西方に向かって建ち、昔は海上から参拝するようになっていた。
(「社前案内板」より)

神社遠景
社頭
社号標
「延喜式内社惣社志登神社」
参道入口に立つ一の明神鳥居
参道の様子
神社入口に立つ注連縄の架かった注連柱 神石
境内入口に架かる神橋と神池
境内に立つ二の明神鳥居
境内の様子
拝殿前、平成19年生まれの出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(平成19年(2007)正月建立)
妻入りの拝殿
本殿覆い屋
境内社 境内社:天満宮、皇大神宮、八坂神社
境内社:鷹神社
鷹神社にいる大正15年生まれの出雲丹後狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正15年(1926)建立)
庚申塔 庚申塔
御神木