六所神社

糸島市志摩馬場344(平成22年4月5日)

東経130度12分22.42秒、北緯33度35分2.77秒に鎮座。

 この神社は85号線と507号線がぶつかる馬場信号西約150mに、85号線沿いに鎮座しています。一の鳥居は神社から230m位離れた85号線沿いに建っており、この社の嘗ての社域の広さを物語っています。
 社頭から境内中に桜が満開で、良い季節に参拝できたと二人で感激しました。社殿左には社殿を挟んだ形で前後に推定樹齢800年以上の県指定天然記念物・大樟が聳え、その樹勢に改めて生命力のたくましさを感じました。
 この社の狛犬は昭和17年生まれですが、大変な時期にも拘わらず、きちんとこの地域の特色が出た狛犬の造りで嬉しく思いました。

 御祭神:伊弉冊命・速玉男命・事解男命・表筒男命・中筒男命・底筒男命
 祭礼日:不明
 境内社:現人神社、疫神社
 由緒:六所神社の創建は神宮皇后伝説に由来があり、社殿造営は、中世初期頃まで遡れる。
 神社には享禄4年(1521)の大友義鑑による社殿改築の棟札が伝わっており、その頃に一旦大幅な社殿の改修があったとみられる。天正年間に兵火に遭い、その後、荒廃していたが、寛永8年(1631)福岡藩主黒田忠之によって再興され、近世志摩郡の総社となり、年一回小金丸幣の浜の仮宮で御神事があった。

神社の手前約230mの道路脇に建つ一の鳥居 一の鳥居脇に置かれた磐座?
社頭
社号標
「縣社六所神社」
神社入口
境内参道途中に立つ二の鳥居
境内の様子
拝殿手前に聳える推定樹齢800年以上の県指定天然記念物・大樟
「大楠の案内」「大楠・熊野神木と住吉神木」拡大写真はこちらで
社殿の建つ上の境内入口
上の境内入口にいる昭和17年生まれの狛犬
この姿・形はとても昭和17年生まれには見えません。嬉しいですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和17年(1942)4月3日建立)
妻入りの拝殿
拝殿に架かる額
「住吉三所大神・熊野三所大神」
拝殿長押上の彫刻・狛犬
本殿鞘堂
境内社:現人神社 境内社:疫神社