天道神社

飯塚市天道94(平成22年4月4日)

東経130度40分45.08秒、北緯33度36分5.83秒に鎮座。

 この神社は天道駅の南西約100m、473号線に面して鎮座しています。
 入口に立つ一の鳥居には「天道宮」の額が掛かり、境内まで三基の鳥居が建立されています。その間参道には桜が満開でとても綺麗でした。又、参道には倒立と起立の一対、社殿脇には大きな玉に乗った先代と思われる狛犬が一対居ます。拝殿、本殿の木鼻など彫刻類も立派でした。

 御祭神:大日靈貴命(おおひるめむちのみこと・天照大神)、合祀:素盞嗚命、菅原道真公
 祭礼日:歳旦祭・1月1日、例祭・10月9日、大将軍社 例祭・4月17日、恵比須神社 例祭・12月3日
 由緒:古老よりの伝えによれば、61代朱雀天皇の承平・天慶の御代、平将門藤原純友の反乱(承平・天慶の乱)の際、源満仲勅命を受けて先ず将門を東国にて討ち、のちに純友を現在の大将陣に対陣し決戦を挑む。満仲勅命を奉じ朝敵を討ち、祖神の加護を信じ戦うべしと部下に命じて、大将陣の麓に祀る天照大神に祈願し、全軍玉串を襟にさして戦い撃滅するを得たりと言う。即ち、この頃天道神社がありしものと考えられる。今から約千年以上前のことなり。

神社入口 一の鳥居 鳥居に掛かる額
参道途中の二の鳥居
参道途中の三の鳥居
参道の様子
参道途中にいる大正7年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対の倒立と起立の一対です。漫画チックな顔つきで、板状のもみあげが変わっています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(筑前宗像郡津屋崎 彫刻師廣田福三 大正7年(1918)1月吉日建立)
拝殿
拝殿目抜彫刻・花園で遊ぶ狛犬
拝殿木鼻・狛犬
本殿
本殿木鼻・象
本殿左右の屋根飾り
社殿脇にいる建立年代不明の玉乗り狛犬
何時の時代の物かは分かりませんが、大きな玉に体全体を乗せています。風化による摩耗が激しく細部までは見えませんが、とても変わった狛犬と思われます。
狛犬の拡大写真はこちらで
御神木