白山神社

福岡市西区今津津舟崎4419(平成22年4月5日)

東経130度14分2.63秒、北緯33度36分56.2秒に鎮座。

 この神社は54号線から津舟崎に向かうとすぐ左に鎮座しています。津舟崎は小さな岬ですが、とても風光明媚な所で、付近にはお魚の美味しいお店もあり、観光客もちらほら参拝に来ていました。
 神社の前には海に降りる石段が付いており、祭礼時には海水で禊ぎをするのかしら?とか考えてしまいました。境内入口にはポールと注連柱が建ち、石段の上に鳥居が建立されています。拝殿前には昭和8年生まれの狛犬がいて、睨みをきかせています。社殿の他に境内社が数社祀られていますが、宮地嶽神社以外は社名が分かりませんでした。
 そんなに大きくはない神社ですが、綺麗に整備され、何といってもここから見える風景は最高です。

 御祭神:伊弉那美尊、素盞嗚尊、稲田姫命、市杵嶌姫命
 祭礼日:不明
 境内社:稲荷神社、宮地嶽神社、塞神社、老松神社、庚申神社
 由緒:創建は不詳。正保2年(1646)現氏子区の大原地区が開拓された時、柑子岳の臼杵氏の廃城址の権現社と称するを下寄りに遷し、伊弉那美尊を氏神として祀ったことにはじまる。
 天保4年(1833)2月、中腹の城山の東に遷し、更に明治17年11月、風光明媚な津舟崎に遷した。
 八坂神社の素盞嗚尊・稲田姫命を氏子地域内に悪疫が流行したので、文化13年(1816)豊前国今井祇園宮より勧請し字大原に祀り来たれるを合祀したものである。
 厳島神社の市杵嶌姫命を無格社の呑山地域の産土神として祭祀していたものを明治13年11月17日に合祀した。

54号線から見る神社遠景
社頭
神社前から海に降りる石段
境内入口
境内入口に立つ明神鳥居
拝殿前、昭和8年生まれの狛犬
耳やスリムな体に、この地域の特色が良く出ている狛犬ですが、尾は一本に纏まり、鬣が優雅で毛の流れがスムースで綺麗です。この時期の狛犬としてはとても良くできた逸品です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和8年(1933)10月吉祥日建立)
妻入りの拝殿
拝殿内に飾られている獅子頭
本殿鞘堂
境内社 境内社
境内社:宮地嶽神社 境内社
境内社
神社前から見た博多湾の様子(パノラマ写真)