寶満神社

福岡市南区横手3-41-25(平成22年4月5日)

東経130度26分24.98秒、北緯33度32分27.75秒に鎮座。

 この神社は日佐小学校の東に隣接して鎮座しています。入口が狭く分かりづらいので、この日佐小学校の周囲を二回りしてやっとたどり着けた思い出の神社です。
 神社の周囲は金属製のフェンスで仕切られ、社号標はなく、入口の鳥居の額に社名が書かれています。拝殿は本当に開放的で、天井には干支恵方盤が取り付けられています。幣殿脇には文化10年生まれの狛犬がおり、本殿は小振りの流造りの社殿でした。

 御祭神:玉依姫命、応神天皇、神功皇后
 祭礼日:4月中旬・春祭り(厄落し)、7月中旬・夏祭り、9月中旬・感謝祭、10月17日・秋祭り(おくんち)、12月31日・歳越火祭り
 境内社:一社
 由緒:古来、横手では、産土神を祭っていました。
 江戸時代中期頃、筑紫国惣鎮守寶満宮竈門神社の御祭神玉依姫命を勧請して祀りました。玉依姫命は神武天皇の御母君で、四柱の御子の教養と、建国の大業に心をくだかれ竈門山(寶満山)にお登りになり、祈念されました。寶満山は神の山と崇められ、玉依姫命の御慈愛は永久に国を潤し、国民をはぐくみ育てておられます。

神社入口に立つ明神鳥居 鳥居に架かる額
参道途中に立つ注連柱
拝殿
拝殿天井に架かる干支恵方盤
五行十干十二支等を組み合わせて、恵方(縁起の良い方角)を知り、季節を分けて刻んだもので、内側に方位と八卦の算木を、外側に干支を配しています。
幣殿脇にいる文化10年生まれの狛犬
木造の神殿狛犬のような造りで、鬣や臑毛、御は太く強調して表現されています。。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化10年(1813)癸酉9月建立)
流造りの本殿
境内社
御神木