地禄神社
福岡市南区井尻5-5 (平成22年4月5日)
東経130度26分39.25秒、北緯33度32分52.59秒に鎮座。
この神社は西鉄天神大牟田線・井尻駅の南西約150mに鎮座しています。市街地の中に鎮座する神社で、すぐ傍まで行かないと所在が確認できませんが、此処だけは木々が残され鎮守の杜が護られていました。
一の鳥居が立つ参道の入口から境内までは凡そ80m、鳥居の幅に合わせた道路には大型車輌通行禁止の立て札が立っています。神社入口には社号標と注連柱、鳥居が建立され、拝殿前には大正14年生まれのライオン顔の狛犬がいます。境内左には境内社として熊野神社も祀られ、井原高等小学校址の記念碑や梵字が彫られた石碑等も見られます。
御祭神は埴安神ですが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく由緒は不明です。
埴安神は波邇夜須毘古神、埴安神とも呼ばれ、日本神話にも登場する土・大地の神で、「地禄」とは、「大地より与えられる恵、土地を富ませる」の意味で、即ち五穀豊穣を祈願する社のようです。福岡市周辺には同名社がかなり見られますが、他所では全くその名を聞いたことが無く、かなりローカル色の強い神社かと思われます。
参道入口に立つ一の鳥居 |
鳥居に架かる社額 |
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参道と社頭 |
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社号標 |
境内入口に立つ注連柱と二の鳥居 |
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梵字が彫られた石碑 |
井原高等小学校址の記念碑 |
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御神木 |
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